ご臨終直後
家族・親族に死亡を知らせます。
死亡診断書を医師に作成してもらい、早めに受け取っておきます。
※この死亡診断書が市区町村役所への死亡届け、及び火葬場の使用申し込み手続きに必ず必要なのです。後日、生命保険の保険金請求などにも必要になる場合がありますので、市区町村役所へ提出する前にあらかじめコピーを取っておく、あるいは死亡診断書を複数枚、医師に作成してもらう(有料)こともあります。
病院でお亡くなりの場合は、葬儀を依頼する葬祭業者に連絡をして、ご遺体をご自宅などへ移送してもらい安置いたします。
安置したご遺体の枕元に仏具一式を準備します(枕飾り・仏式の場合)
真宗では仏壇を開いて、ローソクをつけ、香(線香)をたきます。
遺影を作るための故人の写真を用意して下さい。遺影に使う写真を慌てて選ぶよりは、事前に良く考えて選んでおくほうが良いでしょう。
※正面を向いている写真で表面に凸凹のないプリントが望ましいです。
場合によっては室内の装飾品を取り外し、真宗以外の仏壇は閉じ、神棚があれば神棚に半紙を貼ります。神棚に半紙を貼る意味は、死の穢れ(けがれ)から神棚を守る・遠ざけるという意味の様です。真宗以外の仏壇を閉める意味も同様に、死の穢れから仏壇を守る・遠ざける意味です。
真宗以外の仏式の場合は忌中札を玄関に貼ります。真宗の場合は死を穢れとして扱わないので忌中という言葉は使いません。真宗の場合は還浄(かんじょうと書いてげんじょうと読みます)札を玄関に貼ります。還浄とは「お浄土へ還る(かえる)」という意味です。
尚、真宗と他の仏式宗派の主な教えの違いは
真宗では
一膳飯(故人の枕元へ供える茶碗についだ一膳のご飯)にお箸を突き立てない。
お線香も突き立てずに、ねかせて供える。
真宗の教えでは、亡くなられた方は「お浄土」へ生まれ変わられるので、「あの世」までの旅装束などの衣装は使わない。
お清めの塩は必要ない。
等です。
喪主を決めます。
会葬礼状(葬儀で使う挨拶状)の枚数を決める
(故人・喪主・遺族の職業、年賀状の枚数を参考に会葬(弔問)者数を予測します。)
寺院への依頼
電話で一報を入れ、ご住職の都合をお聞きして、枕経をお願いします。
ご住職に通夜・葬儀について相談します。
ご住職と相談する、おもな内容
通夜・葬儀の日時と式場
僧侶の人数
僧侶の送り迎え
初七日法要の日時
お布施の額
故人の戒名(法名・法号)
※お布施の金額については一応の相場もありますが、最近ではお布施の額をはっきり決めているお寺さんも多いので、まずご住職に直接尋ねられるのが良いと思います。
普段から寺院とのお付き合いが無い方は当社にご相談下さい。
死亡通知(関係各所への連絡)
お通夜と葬儀の日時・場所がはっきりと確定したら、友人・知人・会社関係(各種団体)に死亡通知をします。
※一旦、連絡したことを変更、訂正するのはトラブルの元になる可能性があるので、はっきりと決まってから連絡をしてください。
町内会長にご挨拶をして、町内会の連絡をお願いします。
特に近いご近所さんには、出来れば直接ご挨拶をしておきましょう。
納棺
(基本的な手順)
1、家族・親族一同、数珠を持ってご遺体のおられますお部屋に集まります。
2、一同、合掌礼拝をします。
3、ご遺体をアルコールで清め、死化粧をします。
(病院でお亡くなりの方は病院で済ませていることが多くなりました。)
4、ご遺体を枢に納めます。
5、仏衣をかけ、故人の愛用品を納めます。
6、一同、合掌礼拝をします。
※火葬する事を前提にして、柩の中に添える物を考えてください。(燃える物)
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